今だから書けるのですが4月に入ってから桃ちゃんは寝たきりに近い状態になってました。

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自分から立つことをしなくなり
朝と夜の2回 手を貸してなんとか立たせていましたが あっと言う間に痩せ
褥瘡が出来てしまいました。


様子を見ていて脚が悪くて立たないのではなく 
今の桃ちゃんの脚にギプスが合っていないのが原因ではないかと感じていました。
しかし突球という病気にギプスを付けて生かされたという症例はなく
新しいギプスを作ってあげたくても合う形が分かりませんでした。


私の頭の中には1年程前から試してみたいギプスの形がありました。
しかし それを試す事は2年近く固定したツナギ(人の足首の位置にある関節)を
動かすことになり激痛が起こると思われ 今まで試す勇気がありませんでした。

弱っていく桃ちゃんを見ながら試すべきか何日も葛藤しました。
私には寝たきりになっても桃ちゃんが死にたいほど辛そうにはどうしても見えず
このまま亡くなったら後悔すると思いギプスを改造することにしました。
もし激痛が来たら・・・    覚悟は出来ていました。





かじやんにアルミのギプスの底を切り抜いてもらいその部分に固めのゴムをはめ込み
かかとだけを固定してツナギを少し動かせるようにしました。
これで体重移動がしやすくなり生活しやすいのではないかと思っていました。
でも  こうする事で 病気によって前に出てしまう関節を固定出来なくなる
可能性がありましたが やってみないと分かりませんでした。

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いつもの様に側で見ているマロンとプリン。
寝てばかりいる桃ちゃんから何か感じる事はあるのかな?



痛がる顔を見るのが恐くてギプスをつける前に痛み止めをたくさんあげました。
病気の場所の関節の固定は上手くできましたが歩くとどうなるかは分かりません。



桃ちゃんの変化は夕方には現れました。なんと自分から立ったんです。
正直 信じられませんでした。
以前よりも脚が上がる様になり  脚がひっかかって転倒の恐れがある為に
敷けなかった寝ワラが敷けるようになりました。




翌日には前脚を曲げて座れる様になりました。
半年以上前から座ることが出来なくなっていたんです。
心配していた激痛もありませんでした。




最近は食欲もあり外に出してほしいというようになりました。



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たくさんの方が心配してコメントやメールをくれました ありがとうございました。
復活してくれたおかげで先日 私も東京へ行くことが出来ました。



日々  明日のことは分かりません。
だから毎日一生懸命桃ちゃんと頑張っています。
私は人間も動物も延命治療はしたくはありません。
「生かすことが可哀想だ」と思われるような生かし方はしたくないと思っています。
桃ちゃんが穏やかで優しい目をしている間は続けていけたらと思います。

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馬小屋に1羽しかスズメは来なくなりました。どこかで卵を温めているかもしれません。






草地の雪も殆ど溶けてしまいました。




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やっと 桃ちゃんと なんちゃっ邸に遅い春がやって来ました。


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