馬とニャンコと男と女

妻のちこ太郎と共に大阪から誰一人知らん北海道へ移住。 2頭の馬と5匹の猫・4羽の烏骨鶏&1羽のチャボと共に 田舎暮らしをしながら帯広市でお好み焼屋「なんちゃっ亭」を営む夫婦の記録

1991年に妻のちこ太郎と共に大阪から北海道に移住。 
2頭の馬と5匹の猫・4羽の烏骨鶏&1羽のチャボと共に田舎暮らしをしながら
帯広市でお好み焼屋「なんちゃっ亭」を営む夫婦の記録。
猫

私は生まれも育ちも大阪です。

大した目標があったわけでもなく、自分の将来が見えないまま運良く大学を出て自動車販売会社に就職。おしゃべりで自動車が好きな私には天職に思えてました。
営業でナンバーワンになったる!男は仕事が一番!と思い込みがむしゃらに突っ走ってました。

その甲斐あって営業成績も良い感じで同期より早く肩書きも付いたし27歳でちこ太郎と結婚。
周りからは充実した生活に見えていたかもしれません。しかし、このまま定年まで働いて肩書きはこうで、年収はこれくらいかな?
等と しなくて良いシミュレーションをしてみると、なにか別の生き方ができないもんかと考えるようになってました。

しかしこれといって資格も持ってないしこれがやりたいというようなものもないし。
悶々とした状況で転職をほのめかした私に、ちこ太郎は止めるどころか待ってましたとばかりに
「人生はどう生きても一度きり。楽して儲かる仕事なんかないし、
どっちみち転職してしんどい思いをするんなら北海道に移住して馬と暮らそう!」と爆弾発言。

転職=北海道+馬? こんなたわけた提案が現実のものになるわけはないんです。普通であれば・・・

「農家にならないか?」と衝撃的なキャッチコピーのついた雑誌の記事を発見。
田舎で未経験者の新規就農を受け入れているという内容でした。当時はインターネットなどまだ普及しておらず、パソコンも持っていなかったので大阪では情報が得にくいという口実をつけ‘91年5月に下見がてら北海道初上陸。

しかし、札幌の農業会議をはじめ、訪ねた受け入れ窓口では「やる気はあるが、農業経験なし・知識なし・資金なし」という農業版ヘレン・ケラーの私達に対して前向きな助言は得られず、
農業を取り巻く厳しい現実や実習中に夢と現実の差を痛感して都会に帰った人々の話を聞かされるにとどまりました。

北海道農業を知る今となればどれだけ無茶な訪問であったのかが解りますが、当時は本当に無知でした。

甘い話はやっぱりないとただの観光客と化した私達はそれでもかすかな望みを持ちながら北海道内をうろつきました。
初めて見る北海道は強烈に魅力的でした。こんな青い空を見ながら暮らせるならどんな苦労をしてもいいと思わせるものでした。

その後立ち寄った弟子屈町(摩周湖・屈斜路湖のある町)で知り合ったS氏から「夫婦で馬の繁殖をしてみないか?もちろん一から教えてあげるから。」との誘いを受けたのです。

10日間実際の仕事を見せてもらい、色々話し合った結果S氏に全てを賭ける決意を固め、気が変わらぬようにと家賃1万円の借家も決めて帰阪しました。

住み慣れた町や多くの友人知人に別れを告げるのが寂しいなどと最後まで女々しかった私と、
なんとかなるさGOGO気分のちこ太郎が移住を強行したのは ‘91年7月でした。

今思えば立案から実行まで半年もかけない無謀極まりない行動でした。

でも何かを始めるときにはかなり細かいところまで調べなければ気がすまない自分の性格を考えると、インターネットで情報が氾濫しすぎている今なら移住していなかったのではないかと思ってます。

つづく

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コメント

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    • 1. 足袋ネコ
    • 2006年02月01日 00:21
    • またまたおじゃまします
      マロンさんもかわいいですねぇ
      癒し系だということがよくわかります
      いつか会いにいきたい!
      たこ焼きも食べたい!
      (ごめんなさい、お馬さん優先で)
    • 2. モペット姫
    • 2007年06月24日 05:51
    • どうして馬を飼っているのだろう?なぜ飼えるのだろう?どうやって飼えるようになったのだろう?質問したい事だらけでしたが、
      このシリーズを読めばいいんですね。続きがたのしみです!!
    • 3. かじやん
    • 2007年06月26日 00:00
    • こんな過去の記事まで見に行ってくれたのね。
      久し振りに読んで昔を思い出したわぁ。 ( つωT)
    • 4. ななっと
    • 2007年08月13日 13:02
    • 私も『移住者』であることに変わりはないのですが、生活の土台が大阪にあったかじやん・ちこ太郎ご夫妻の『移住奮闘記』はスゴイです[絵文字:v-237]
      ちこ太郎さん、最初は後押しをしていたようですが、いつの間にやら先導役になってたみたいですね[絵文字:v-81]
      もっともっといろんな話を聞きたいです!
    • 5. かじやん
    • 2007年08月14日 20:44
    • えらいところまでさかのぼってもらってありがとうございます。
      若気の至りを地でいってしまったってことです。 (*^_^*)
    • 6. ジジの行方不明
    • 2012年02月24日 19:36
    • ジーンとくるお話・・・
      でも、面白い
      ますます、興味深い(@ ̄ρ ̄@)内容
      読み進みます
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猫

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吹雪姫の次女になります。
つい先日幕別町と合併しましたが十勝の忠類村という所で平成8年に生まれました。

栗色をしていたのでマロンと名付けました。我家の超~癒し系です。
人なつっこく感情豊かで目や身体全体を使って気持ちを伝えてきます。でも度胸がなく馬らしくない行動をとって姉妹から怒られ私の所へSOSを求めて来ます。

良く食べ太っているので妊娠馬と間違われる事もしばしばです。憎めない存在です。
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猫

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通称、桃ちん。
14年前、弟子屈町(てしかがちょう)で生まれました。

この町は摩周湖で有名な所で移住を決めた町でもあります。移住をしてすぐに吹雪姫と白菊姫という2頭の道産子を買いました。

道産子とは北海道和種馬のことでサラブレットとポニーの中間位の大きさで癒し系の体型です。

これから紹介する3頭はすべて吹雪姫の子供です。
初めて産んだ子が桃ちんで前髪が長いのが特徴です。
幼い頃の前髪は頭にお饅頭やタワシをのせているみたいでとっても可愛いかったです。
20060222174508.jpg

とても頭が良く妹2頭も桃ちんのいう事に従います。
桃ちんとは北海道を共に渡り歩きました。
私達は現在住んでいる馬と共に生活出来る土地に巡り会うまでに7回引越しをしました。

その間には人に預ける事もあり手放す危機も何度もありましたが桃ちんの顔を見て力をもらいここまでやってこれました。
桃ちんがいなかったら現在の生活はなかったでしょう。

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    • 1. 足袋ネコ
    • 2006年01月30日 17:47
    • お馬さん待ってましたよ~
      道産子さんなのかサラブレッドさんなのかと
      とても楽しみにしていました
      顔が見られてうれしいです
      小さいとき 家の前の国道を
      お馬さんが肥料を積んだ荷車を引いてました
      ひずめの音を今も覚えています
      ウン◯をボトボトやっちゃいながら
      のんびり歩いてました
      すぐ横を車がびゅんびゅん走っているのにしらーん顔してました
    • 2. ちこ太郎
    • 2006年01月30日 23:10
    • 足袋ネコさんこんばんわ。
      子供の頃に馬が見れていたなんて羨ましいです。
      ちこ太郎の夢は馬に乗ってスーパーに買い物に行くことです。(^^)
      近いうちに妹2頭も紹介しますので見てやってくださいね。
    • 3. ゅずこ
    • 2017年02月03日 01:01
    • 振り返りの2週目です。
      ふと思ったんだけど 最初に買ったという吹雪姫と白菊姫はどうされたんでしょう?
      馬を買う(飼う)システムがわからないんだけど 仔を産んでもらうために一時的にお金をかけた、ということなんでしょうか?
      念のため 妊娠出来そうな牝馬を2頭キープして、結果的に白菊姫は妊娠しなかったから返した、吹雪姫はその後もマロンとプリンを産んでるということだから それまで飼っていた、と?
      競馬の馬主になるゲームをしたことがあるけど 種付けは年に一度しかチャンスがなく 妊娠出来なくても次の種付け時期までひたすら飼い葉費用がかかるモノでしたから、競走馬育成と同じようなシステムなのか、ふと気になって。
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